演題

PLS-4-6

血管内皮細胞増殖因子の一塩基多型による膵管内乳頭状粘液性腫瘍における悪性化の検討 - IPMN国際診療ガイドラインに基づいて -

[演者] 薮﨑 紀充:1
[著者] 山田 豪:1, 藤井 努:1, 神田 光郎:1, 中山 吾郎:1, 杉本 博行:1, 小池 聖彦:1, 野本 周嗣:1, 藤原 道隆:1, 中尾 明公:2, 小寺 泰弘:1
1:名古屋大学消化器外科, 2:名古屋セントラル病院外科

【背景】IPMNにおけるVEGFの一塩基多型(SNP)の検討はなされていない。【対象・方法】IPMN169例と膵癌108例を対象とし、VEGF +405G/C及び-460C/T SNPを判定した。微小浸潤癌以上を悪性と定義し、SNPと臨床病理学的因子、予後との相関を調べた。【結果】1.VEGF+405C/Cは+405G/Gと比較して悪性群において高頻度に認められ(OR: 2.7, P=0.04)、+405アレルCはアレルGと比較して悪性化に関与していた(P=0.055)。また、胃型で最も強い相関を認めた(OR: 3.0, P=0.07)。膵癌ではVEGF+405G/Gの割合が有意に高かった(49.6%)。2.旧ガイドラインでは、分枝膵管型でVEGF+405C/Cが悪性化と有意に相関していたが(CC vs CG+GG; OR: 3.3, P=0.04)、新ガイドラインでは多くが混合型に分類され、差を認めなかった。3.VEGF SNP による生存期間には有意差を認めなかった。【考察】VEGF SNPはIPMNにおける悪性化に関与し、臨床経過を予測する因子となる可能性がある。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版