演題

PLS-4-5

膵癌微小肝転移の術前・術中診断 -病理学的特徴からみた肝転移の初期病態-

[演者] 横山 直行:1
[著者] 大谷 哲也:1, 高橋 祐輔:1, 佐藤 大輔:1, 松澤 夏未:1, 登内 晶子:1, 小林 和明:1, 岩谷 昭:1, 山崎 俊幸:1, 桑原 史郎:1, 片柳 憲雄:1
1:新潟市民病院消化器外科

【諸言】微小肝転移巣の病理学的検討から、膵癌肝転移の初期病態解明と画像検査への応用を試みた。【方法】浸潤性膵管癌101例を対象とした。ICG-近赤外線画像で術中検出された微小肝転移の組織学的特徴をもとに、術前画像検査を再見した。【結果】18例で微小肝転移が検出され、Glisson鞘内門脈内腫瘍塞栓とその周囲浸潤がその病理学的本態であった。動脈は開存していたが、癌浸潤による胆管閉塞が局所胆汁鬱滞を惹起していた。術前ダイナミックCT/MRI再見にて、微小転移陽性16例中8例でAPシャント様の肝内血流異常を認めた。微小転移検出の有無に関わらず、APシャント陽性(9/16、陰性8/65:p=0.0005)および術中異常蛍光陽性(18/25、陰性7/76:p=0.000)例では、術後早期の肝転移顕在化がみられ、両所見は肝転移潜在を示唆すると思われた。【結語】転移初期における微細な血行・胆汁流変化を検出することにより、膵癌微小肝転移の術前術中診断は可能である。
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