演題

PLS-4-3

門脈血へのbacterial translocation発生からみた胆道再建を伴う肝切除におけるPringle法の安全性の検討

[演者] 山口 直哉:1
[著者] 横山 幸浩:1, 江畑 智希:1, 國料 俊男:1, 角田 伸行:1, 伊神 剛:1, 菅原 元:1, 深谷 昌秀:1, 上原 圭介:1, 水野 隆史:1, 山口 淳平:1, 梛野 正人:1
1:名古屋大学腫瘍外科

【目的】肝切除術で用いられる間欠的肝流入血遮断法(Pringle法)が門脈血へのbacterial translocation(BT)を誘発するかどうかを明らかにする。【方法】当教室で施行した胆道再建を伴う肝切除術63例を対象とし、開腹直後(PV1)、Pringle法直前(PV2)、Pringle法による肝離断終了後(PV3)にそれぞれ門脈血を採取し、細菌種特異的リボゾーマルRNAを標的としたRT-PCR法で細菌有無を検討した。【結果】解析完遂50例の流入血遮断合計時間は平均86分であった。いずれかの門脈血で細菌が検出されたのは50例中11例で、PV1で4例(8%)、PV2で7例(14%)、PV3で7例(14%)であった。PV3陽性は、総遮断時間や主な術後合併症発生率に相関関係を認めなかった。また、総遮断時間を短時間群と長時間群の2群に分けて検討したが、術後合併症発生率に両群間で有意差を認めなかった。【結論】Pringle法は門脈血へのBT発生と有意な相関はなく、安全な手技であると考えられた。
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