演題

標準治療抵抗性及び早期乳癌に対するペプチドワクチン療法後の免疫学的反応性に関する検討

[演者] 唐 宇飛:1
[著者] 古川 実奈:1, 岩熊 伸高:1, 三島 麻衣:1, 笹田 哲朗:2, 松枝 智子:3, 伊東 恭悟:3, 赤木 由人:1
1:久留米大学外科, 2:久留米大学免疫・免疫治療, 3:久留米大学がんワクチンセンター

乳癌術後(EBC)及び治療抵抗性の転移性乳がん(MBC)に対するテーラーメイド型がんペプチドワクチン治療後の液性と細胞性免疫について検討した。HLA typeを一致したMBC及びEBCとして計82例に対し、31種類ペプチドワクチン(PV)から反応が強いPVを選択し、皮下注射を行った。治療後のペプチド抗体価とCTL responseを評価した。治療に Lck-488(11.4%)などが使用され、 抗体価上昇とCTL反応増強は70/82(84%)と33/82(40.2%)であった。 治療前IgG抗体価は315.5± 52.8 FIU、投与後は35740.4 (p<0.0001)で有意に増強された。CTL数も1コース後に有意に増加し、IgG抗体との相関も認めた(p=0.0025)。抗体価上昇はEBC群が早く、CTL誘導は両群とも1コース後に認めた。組織学的染色では治療後腫瘍組織にCD8+T細胞浸潤や抗原発現を認めた。PV療法により液性及び細胞性免疫活性が増強された。また、臨床及び組織学の効果も認められ、将来の臨床応用は期待される。
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