演題

新規蛍光ナノ粒子を用いた定量的免疫組織診断法と乳癌抗HER2療法の治療効果予測

[演者] 多田 寛:1
[著者] 権田 幸祐:2, 宮下 穣:1, 鈴木 昭彦:1, 渡部 剛:1, 渡辺 みか:3, 石田 孝宣:1, 大内 憲明:1
1:東北大学腫瘍外科, 2:東北大学ナノ医科学, 3:東北大学病理部

背景と目的:分子標的薬の急速な発展により標的蛋白質の発現量を高精度診断し、的確な薬剤奏効性を予測する方法のニーズは近年高まっている。今回我々は新たな高輝度蛍光ナノ粒子(PID)を開発し、病理組織内での高感度定量的免疫組織化学法に成功したので報告する。対象と方法: PIDを用いて、in vitroで基礎的実験を行い、病理組織標本で従来のDAB法及びFISH法と定量性について比較検討。術前抗HER2療法を施行した83例の針生検検体を用い効果予測についても検討。結果と考察:本法はHE染色と蛍光免疫染色の同一切片での観察が可能であり、1粒子レベルで蛋白定量化できることを基礎的実験により明らかにした。HER2蛋白に関してFISH スコアとよく相関し、 DAB 染色よりも幅広いダイナミックレンジで HER2発現量を定量化可能であった。術前抗HER2療法症例を用いた検討では治療効果予測にも寄与することが示唆された。
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