演題

甲状腺全摘術における副甲状腺温存と自家移植に関する検討

[演者] 山之内 孝彰:1
[著者] 林田 直美:1, 久芳 さやか:1, 崎村 千香:1, 川上 総子:1, 小林 和真:1, 藤田 文彦:1, 金高 賢悟:1, 高槻 光寿:1, 黒木 保:1, 江口 晋:1
1:長崎大学移植・消化器外科

【背景】リンパ節郭清を伴う甲状腺全摘術では副甲状腺が摘出されることがあり副甲状腺機能低下の原因となる。副甲状腺温存個数や自家移植と術後経過を比較。【方法】甲状腺癌にて甲状腺全摘術施行42例を対象。全例1個以上の副甲状腺温存が可能。自家移植は迅速組織診断で副甲状腺組織と確定し胸鎖乳突筋内に施行。①自家移植非施行例で温存腺個数と術後経過の関連を検討。②温存1腺の16例を副甲状腺移植群と非移植群に分け臨床所見を比較。【結果】①非移植28例、温存腺個数4/3/2/1個が3/11/8/6例。温存個数とテタニー、1日目Ca値・P値、Ca・VitD内服を要する割合に関連無し。1年以上のCa内服は1腺温存の2例で見られた(33.3%, p<0.05)。②移植群10例、非移植群6例。テタニー、Ca・VitD内服必要例に差は無し。1年以上Ca内服を要する例はいずれも非移植群。【結語】永久的副甲状腺機能低下症回避には2個の副甲状腺温存または1個の温存+自家移植が必要。
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