演題

PLS-2-3

新鮮脱細胞化心臓弁を用いた新しい右室流出路再建法の実験的検討

[演者] 小澤 秀登:1
[著者] 上野 高義:1, 宮川 繁:1, 福嶌 五月:1, 平 将生:1, 木戸 高志:1, 松長 由里子:1, 戸田 宏一:1, 倉谷 徹:1, 澤 芳樹:1
1:大阪大学心臓血管外科

脱細胞化心臓弁の弁機能、再細胞化に関し、大動物実験を行い組織学的な検討をしたので報告する。方法:脳死心臓移植時に摘出されたレシピエント肺動脈弁及び、ミニブタより摘出した肺動脈弁を界面活性剤を用いて脱細胞化した。この弁をミニブタの肺動脈弁位に移植した(ヒト肺動脈弁:5頭(Xenograft)、ブタ肺動脈弁:5頭(Allograft))。結果:肺動脈弁逆流はmild以下、狭窄は圧較差は25mmHg以下で、弁機能は維持されていた。組織学的検討では、弁組織表層はCD31陽性細胞及びSMA陽性細胞にて覆われ、吻合部移植組織内にCD31陽性細胞、vimentin陽性且つcollagen I陽性の線維芽細胞の浸潤を認め、これらの細胞ではTGF-β及びVEGFの産生を認めた。結論:脱細胞化肺動脈弁は異種移植においても免疫学的拒絶反応を認めず、新たなレシピエントの細胞の生着により弁機能が維持され、体性幹細胞による再細胞化及び、新たな細胞外基質の産生の可能性が示唆された。
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