演題

PLS-2-2

大動脈弁置換術後生体弁機能評価における心臓超音波血流可視化法Vector Flow Mappingの有用性

[演者] 荒記 春奈:1
[著者] 板谷 慶一:1, 北村 律:1, 宝来 哲也:1, 鳥井 晋三:1, 平田 光博:1, 岡 徳彦:1, 田村 幸穂:1, 美島 利昭:1, 中村 祐希:1, 吉井 剛:1, 柴田 深雪:1, 田村 智紀:1, 松永 慶廉:1, 宮地 鑑:1
1:北里大学心臓血管外科

【背景】AVR後の弁機能の評価は心臓超音波検査による圧較差でなされてきたが左室収縮能が低下すると過小評価となり拡張障害や術後弁逆流を評価できない。現在ASの評価として簡易型エネルギー損失が提唱されている。我々はVector Flow Mapping (VFM)を用い心負荷を直接定量する指標を提唱しAVR術後の弁機能評価を行った。【対象と方法】当科でAVRを施行された13例。年齢75±6.1歳、術後観察期間13±6.3ヶ月。Magna弁6例、SJM Trifecta4例、Mitroflow3例。【結果】VFMのエネルギー損失(EL)は簡易型ELや圧較差と相関しのみならずE/e’とも相関した(R=0.84)。また人工弁逆流を伴う症例では著明に増大した(P=0.0013)。【結論】超音波VFMに基づく左室ELはAVR術後の遺残狭窄のみならず壁肥厚に伴う拡張障害を反映し、遺残人工弁逆流の評価も可能であった。本法は可視化により心負荷が増大する時相と部位を特定できる利点があり弁機能評価方法として極めて有用である。
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