演題

膵切除後の膵再生における膵星細胞の関与

[演者] 太田 盛道:1
[著者] 水口 徹:1, 目黒 誠:1, 植木 智身:1, 西舘 敏彦:1, 沖田 憲司:1, 今村 将史:1, 信岡 隆幸:1, 木村 康利:1, 新津 洋司郎:2, 平田 公一:1
1:札幌医科大学消化器・総合、乳腺・内分泌外科, 2:札幌医科大学

【諸言】ラット膵臓部分切除後においてはRegenerating Foci(Foci)と呼ばれ、正常膵領域とは異なる管状の形態をとり、細胞増殖が盛んである細胞集団領域が報告されている。本研究ではaPSCがregeneration fociに及ぼす影響を明らかにし、膵再生事象の詳細を検討することを目的とする。【対象・方法】6週齢SDラットに対し、膵90%部分切除を施行。切除後にVA-lip-siRNA HSP47を投与し(TR群)、切除後Day3,5におけるFociの構成変化ならびに細胞増殖率の変化をshamおよび膵部分切除施行非投薬群(NT群)と比較検討した。【結果】Day3,5にてshamと比較すると細胞増殖率はNT,TR群で有意に上昇し、TR群で細胞増殖がより高率になる傾向を認めた(P=0.08)。細胞構成はTR群でamylase(+)Sox9(-)cellの割合が増え (P<0.05)、Fociと通常のaciniの中間体構造が確認された。【結語】aPSCからのコラーゲン産生を抑制することでFociにおける膵再生誘導が促進された。
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