演題

組織工学製品化に向けた再生医療研究 食道狭窄後二次予防の治療法確立と包括的治療戦略における外科医の役割

[演者] 小林 慎一朗:1
[著者] 金井 信雄:2, 田中 信行:3, 細井 孝洋:4, 前田 正法:2, 竹田 一礼:2, 丸屋 安広:1, 大和 雅之:2, 岡野 光夫:2, 江口 晋:1
1:長崎大学移植・消化器外科, 2:東京女子医科大学先端生命医科学研究所, 3:大阪大学 基礎工学研究科, 4:東京理科大学

再生医療は各分野を融合した橋渡し研究が重要となる。今回食道狭窄2次予防に関する培養上皮細胞シート(ECS)移植効果を検討した。方法1. 3Dプリンターを用いて空気噴出型デバイスを作成した。2.空気噴出型デバイスと支持膜を用いた従来法での移植法を検討した。3.ミニブタの食道狭窄モデルを作製し、経過観察のCtrl群、 内視鏡的バルーン拡張術(EBD)のBD群、 拡張術後にECS移植を行うTrans群について1週間後に比較検討した。結果1.移植デバイスはデザイン通り作製できた。2.従来法に比べ移植デバイスはEBD施行部で安定して移植できた。3.Ctrl群では強い狭窄(狭窄率:92.2%、87.7%)を生じた。BD群ではEBD後再狭窄(狭窄率:71.7%、78.2%)を来した。Trans群では再狭窄が抑制された(狭窄率:55%、60%)。結語ECSによる狭窄後二次予防が可能となった。再生医療本格化には、外科医が生物学、工学も学び、術式や治療法をより進化させることが重要である。
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