演題

低酸素プレコンディショニングにより機能増強した自己骨髄細胞シートによる心不全治療

[演者] 田中 裕也:1
[著者] 細山 徹:1, 中村 玉美:1, 佐村 誠:1, 佐野 史歩:1, 上野 耕司:1, 西本 新:1, 森景 則保:1, 美甘 章仁:1, 濱野 公一:1
1:山口大学器官病態外科

これまで当科では、移植療法前の細胞を低酸素プレコンディショニング(HyPc)(2%O2、33℃)することで、細胞機能の向上が起こることを証明してきた。また、移植細胞の生着率を向上させる方法として細胞シート技術が開発された。細胞シート技術とHyPcを組み合わせることで、機能の増強と生着率の向上という相乗効果が得られるのではないかと考えた。ラビット骨髄より間葉系幹細胞(MSC)を分離し、温度感受性培養皿を用いて細胞シートを作成した。細胞シートを48時間低酸素プレコンディショニングすると、VEGF産生能が有意に上昇することをつきとめた。また、HyPc後にカスパーゼ7を測定し、通常培養と比べても細胞ダメージ(アポトーシス)が増加しないことを確認した。現在、LAD結紮によるラビット陳旧性心筋梗塞モデルを用いて、HyPc細胞シートの治療効果を検討している。
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