演題

進行再発甲状腺分化癌に対するソラフェニブを用いた治療戦略

[演者] 前田 茂人:1
[著者] 足立 利幸:1, 久永 真:1, 崎村 千香:1, 野中 隆:1, 永吉 茂樹:1, 徳永 隆幸:1, 森野 茂行:2, 北島 知夫:1, 谷口 堅:1, 蒲原 行雄:1, 田川 努:2, 藤岡 ひかる:1
1:国立病院長崎医療センター外科, 2:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

背景:放射線ヨード治療後の甲状腺癌分化癌再発に対して、これまで有効な治療法はなかった。甲状腺癌領域では初めてとなる分子標的治療薬(ソラフェニブ)が2014年6月より保険適応となり、甲状腺癌治療は大きな変革期を迎えている。今後の治療戦略:1)放射性ヨード抵抗性再発分化癌の中で、ソラフェニブ適応となる患者の選択基準を決める。2)ソラフェニブ有害事象コントロールに対して、QOLを含めた評価を行う。3)甲状腺癌治療医と臨床腫瘍学会医との連携を密にし、個々の患者の問題点を共有する。甲状腺癌領域に分子標的治療薬が根付くためには、ソラフェニブ使用にあたって、適応患者選択基準の明確化と腫瘍内科医による治療加入および有害事象コントロールが必要と考えられる。治療効果が正しく評価され、有害事象が的確にコントロールされることで、進行再発甲状腺分化癌に対する分子標的治療の道が開かれるものと思われる。
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