演題

PD-22-5

傍腎動脈腹部大動脈瘤に対する治療成績~現状のdeviceで血管内治療はどこまで可能か~

[演者] 上平 聡:1
[著者] 山内 正信:1, 北野 忠志:1, 花田 智樹:1, 中山 健吾:1
1:島根県立中央病院心臓血管外科

傍腎動脈腹部大動脈瘤に対して,当科では全身risk評価の上stent graft内挿術(EVAR)を施行してきたので報告する.【対象と結果】過去3年間の傍腎動脈腹部大動脈瘤は16例で (2例は破裂緊急例),13例をEVAR,3例(破裂2例)は人工血管置換術を施行.EVARの内訳は両側Fenestrated :3例,片側Fenestrated :2例,両側snorkel法:3例,片側snorkel法:5例であった. 手術死亡はなく病院死亡1例(破裂例).EVARの手技成功率は100%で,平均16.5±9.2日に全例退院.腎機能はEVAR症例では術前から退院時まで増悪なく推移し,術中に片側の腎血流が遅延した1例以外は,腎動脈の狭窄や閉塞を認めず透析移行症例もない.Open Repair症例では全例一時的に腎機能増悪を認め,退院時に回復傾向にあった.平均観察期間は692.4±518.4日で,EVAR症例3例が遠隔期に他病死に至った他は全例生存.【結語】現状の企業製stent graft内挿術でも,様々な手技の工夫に加えることでEVARの手術成績は良好であった.
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