演題

PD-22-3

当科におけるPararenal AAAに対する治療戦略—EVAR vs. Open—

[演者] 工藤 敏文:1
[著者] 山本 洋平:1, 中村 政宏:1, 葛井 総太郎:1, 西澤 真人:1, 猪狩 公宏:1, 小泉 伸也:1, 井上 芳徳:1
1:東京医科歯科大学血管外科

傍腎動脈腹部大動脈瘤症例に対する当科での治療成績を検討した。2010年1月から2014年8月までに、腹部大動脈瘤(AAA)268例に対し手術を行った。内訳はOP 87例、EVAR 181例であり、このうちOP群では27例、EVARでは6例が傍腎動脈AAAであった。傍腎動脈AAA症例に対し開腹手術(OP)を原則とし、全身状態不良例ではsnorkel法を用いたEVAR選択した。OP群とEVAR群を比較すると、年齢67.3歳/77.9歳、男性92.9%/100%。OP群では全例が腎動脈上遮断を要し、うち8例が片側または両側の腎動脈再建を行った。使用デバイスはEXCLUDER 3例、EPL 3例であった。OP群とEVAR群で、手術時間331分/271分、ICU滞在日数4.3日/4.6、在院日数21.6日/23.5日、であり、両群ともに虚血性腸管壊死により失った1例を除き、術後の急性腎不全および慢性腎不全(維持透析への移行)は認めなかった。傍腎動脈AAA症例に対し概ね満足すべき治療成績が得られた。
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