演題

PD-22-2

冷却リンゲル液の自然滴下灌流による腎保護法を併用した傍腎動脈腹部大動脈瘤手術の術式とその成績

[演者] 後藤 均:1
[著者] 橋本 宗敬:1, 赤松 大二朗:1, 清水 拓也:1, 土田 憲:1, 河村 圭一郎:1, 田島 悠太:1, 大内 憲明:1
1:東北大学先進外科

始めに:当科では傍腎動脈腹部大動脈瘤の手術に際して冷却リンゲル液の自然滴下灌流による腎保護を行っている。その方法を供覧するとともに成績について検討を行った。方法:2009年から2014年までの当科における本法での手術症例37例を対象とした。腎灌流の方法は遮断瘤切開後に腎動脈にカニュレーションし4℃ラクテートリンゲル液を自然滴下により500mL/片腎を灌流後、15分毎に200mLを灌流する方法とした。結果:37例の平均年齢72.9歳、男/女:34/4であった。片側の腎動脈上遮断が22例、両側腎動脈上遮断が14例、SMA上遮断は1例であった。腎動脈再建は11例、再建なしは26例であった。平均腎動脈遮断時間は腎動脈再建なし群で46.7min.再建あり群で98.7min.であった。術後に見られる一過性のクレアチニン値の上昇はその後全例回復した。術後1週間目の血清クレアチニン値は術前値と比べ有意な上昇は見られなかった。結語:本法による腎保護は有用であると考えた。
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