演題

PD-21-3

胆道癌に対するMajor HPDの適応と限界

[演者] 林 洋毅:1
[著者] 吉田 寛:1, 森川 孝則:1, 中川 圭:2, 岡田 恭穂:1, 水間 正道:1, 大塚 英郎:1, 坂田 直昭:1, 深瀬 耕二:1, 藪内 伸一:1, 石田 晶玄:1, 青木 豪:1, 益田 邦洋:1, 川口 桂:1, 岡田 良:1, 内藤 剛:1, 元井 冬彦:1, 片寄 友:2, 海野 倫明:1
1:東北大学消化器外科, 2:東北大学統合がん治療外科

2006年以降の当科major HPD(MHPD)38例(胆管癌32例,胆嚢癌8例)の短期・長期成績を同時期の葉切除以上139例,PD62症例と比較する.【結果】胆嚢癌は1例を除いてStageⅣ(規約第6版)で,M1(LYM),T4b,旧規約のBinf3等の高度進行例が大半.R0切除率は胆管癌74.2%,胆嚢癌57.1%.gradeⅢ以上の合併症は68.4%で葉切除(42.9%),PD(55%)よりも高率.grade Cの出血と肝不全を5例(13.2%)ずつ,grade BCの膵液瘻を23例(60.5%)に認めた.在院死亡は4例(10.5%)(葉切除6.5%, PD 0%).死因は4例が膵液瘻・出血・肝不全で,1例は心筋梗塞.胆管癌症例の予後は他術式症例と遜色なくMST21.9ヶ月(耐術例24.3ヶ月).胆嚢癌症例はMST4.3ヶ月(耐術例6.3ヶ月,他術式9.0ヶ月)と不良で,長期生存なし.【結語】高度進行胆嚢癌は予後不良でMHPDのメリットは少ない.胆管癌MHPD例の予後は許容できるが,合併症発生率,在院死亡率の改善が今後の課題である.
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