演題

PD-21-2

胆道癌に対するMajor HPDの適応と限界

[演者] 阪本 良弘:1
[著者] 青木 琢:1, 赤松 延久:1, 金子 順一:1, 長谷川 潔:1, 菅原 寧彦:1, 國土 典宏:1
1:東京大学肝胆膵・人工臓器移植外科

【背景】胆道癌に対する肝膵同時切除(HPD)では適応の厳密化が必要。【対象と方法】1994年-2012年に切除した胆管癌208例、胆嚢癌114例が対象。術後生存率を予後因子別に検討。肝葉切除を伴うHPD(MHPD)は39例、肝葉切除未満のHPD(mHPD)は10例に施行。【結果】全322症例に在院死亡を認めなかった。A) 胆管癌に対する全HPD(n=36)と非HPD(n=172)の5生率は47%と48%で差を認めず(p=0.69)。非HPD群では胆管及び剥離断端が有意な予後因子(p=0.002, p<0.001)だが、HPD群では有意差なし。B) 胆嚢癌に対する全HPD(n=12)と非HPD (n=100)の5生率は28%と56%(p=0.098)。胆管浸潤、神経周囲浸潤(pn)、リンパ節転移、剥離断端癌遺残の有無で予後に明らかな有意差あり(p<0.001)。HPD施行12例中、pn陽性、リンパ節転移陽性、剥離断端陽性例ではいずれも3生率0%。【結論】胆嚢癌ではHPDを施行してもpnやリンパ節転移陽性例、剥離断端陽性例では長期予後は望めない。
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