演題

PD-19-6

99mTc-GSAシンチグラフィーを用いた門脈塞栓術前後の分肝機能評価の有用性

[演者] 熊本 宜文:1
[著者] 武田 和永:1, 浅野 史雄:1, 澤田 雄:1, 大田 洋平:1, 本間 祐樹:1, 森 隆太郎:1, 松山 隆生:1, 秋山 浩利:1, 遠藤 格:1
1:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

目的:1)門脈塞栓術(PVE)前後の予定残肝容積率(%LV)と予定機能的残存肝容積率(%FLV)測定の有用性、2)術後肝不全予測式である兵庫医大予後得点(PS)及び、%FLVを用いたmodified PS(mPS)の有用性を明らかにする。対象:PVE併用肝切除34例。結果:1)PVE後の%LV,%FLVは53.2%,63.1%で塞栓前と比較し増加した。%FLVの増加は%LVの増加より大きかった。2)術後肝不全B/Cは2例生じた。術後肝不全B/C予測のPS、mPSの感度は100%、100%で特異度は67.8%、96.4%で、%FLV使用で特異度が上昇した。症例提示:65歳男性、転移性肝癌に対し、PVE後に拡大右葉切除施行。術後肝不全となり術後82日目に死亡した。本症例のPVE後の%LV、%FLVは49.3%、45.8%であった。PVE後、通常%FLVは%LVより高値となるが、本症例は拡大右葉切除を行い、機能の亢進した非塞栓葉を大きく合併切除したため%LVより %FLVが低くなった。結語:%FLVを用いることにより、肝不全予測の精度が向上する。
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