演題

PD-19-5

黄疸肝切除後の肝不全発生予測に残存予定肝の胆汁中総ビリルビン排泄量が有用である

[演者] 植村 修一郎:1
[著者] 樋口 亮太:1, 谷澤 武久:1, 岡野 美々:1, 矢川 陽介:1, 梶山 英樹:1, 片桐 聡:1, 有泉 俊一:1, 小寺 由人:1, 太田 岳洋:2, 大坪 毅人:3, 山本 雅一:1
1:東京女子医科大学消化器外科, 2:東京都保健医療公社荏原病院外科, 3:聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科

【目的】残存予定肝からの胆汁中総ビリルビン排泄量(LTB)により、術後の肝不全を予測できるか検討した。【対象・方法】術前に閉塞性黄疸を有し右葉切除以上の大量肝切除を行い、かつ残存予定肝からの胆汁すべてを回収し得た52例(肝門部胆管癌、胆嚢癌、肝内胆管癌)を検討。術後肝不全はT-bilが右肩あがりに上昇し、かつ術後第10病日以降にT‐Bil10mg/dl以上と定義。LTBは、残存予定肝胆汁中のT-Bilと胆汁量の積で算出。【結果】術後肝不全は5例に発生。単変量解析では手術時間(肝不全ありvsなし600 vs 420分、 p=0.010)、 出血量(4320 vs 1480g、p=0.0047)、術直後max AST/ALT1000以上(2/3 vs 2/45例、p=0.041)、LTB(56 vs 152 mg/day、p=0.001)が有意であった. 多変量解析では出血量 (p = 0.00019), 術直後maxAST/ALT>1000 (p = 0.0064)、 LTB (p = 0.0051)が有意であった。【結論】黄疸肝の術前肝機能評価にLTBは有用であることが示唆された。
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