演題

PD-19-4

肝細胞癌に対する肝切除-肝予備能評価における方針とその評価-

[演者] 金子 順一:1
[著者] 長谷川 潔:1, 菅原 寧彦:1, 國土 貴嗣:1, 山下 俊:1, 山本 訓史:1, 赤松 延久:1, 青木 琢:1, 阪本 良弘:1, 田村 純人:1, 國土 典宏:1
1:東京大学肝胆膵・人工臓器移植外科

症例は63歳男性C型肝炎肝硬変肝細胞癌(3か所)。術前は、総ビリルビン値は1.0mg/dl、ICG-R15は30%であった。肝細胞癌の1つは肝門板と中肝静脈に接していた。肝部分切除を施行した。手術時間は6時間47分、出血量は1260mlであった。術後経過は、術後第5病日より腹水の排出が継続し、術後約3か月に在院死した。当科における肝予備能評価と肝切除の方針は、無黄疸の症例に対しICG-R15(%)を施行し、10%未満で拡大を含む右ないし左肝切除、10-19%は左肝切除または前ないし後区域切除、20-29%は亜区域切除、30-39%は部分切除、40%以上で核出を行う(幕内基準)。2011年までに施行した肝細胞癌に対する肝切除1502例を解析した。ICG-R15(%)では、10%未満425例、10-19% 656例、20-29% 258例、30-39% 111例、40% 26例であった。同方針下の肝切除を行った場合、癌死を除いた在院死は2例(0.001%)であった。本肝予備能評価により肝切除を行った場合在院死は少ない。
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