演題

PD-19-3

肝細胞癌術後合併症−特に胆汁漏症例について−

[演者] 裵 正寛:1
[著者] 飯室 勇二:1, 平野 公通:1, 岡田 敏弘:1, 麻野 泰包:1, 宇山 直樹:1, 鈴村 和大:1, 中村 育夫:1, 近藤 祐一:1, 藤元 治朗:1
1:兵庫医科大学肝胆膵外科

【はじめに】肝切除術後合併症率は依然高く、なかでも胆汁漏の治療には難渋することがある。【対象と方法】過去12年間で、肝細胞癌に対して肝切除を行った538例を対象とし、合併症、特に胆汁漏発生症例を検討した。【結果】術後合併症は264例(49.1%)にみれら、在院死症例は18例(3.3%)、胆汁漏は25例(4.6%)に認められた。12例(48.0%)は腹腔ドレナージのみで自然に胆汁漏は治癒したが、残りの13例には経皮的ドレナージやENBDが施行され、内2例は感染と肝不全をきたし在院死した。胆管気管瘻を併発し再肝切除を行った症例や遅発性胆汁漏をきたしMRSA感染から急性腎不全および肝不全に陥り死亡した症例がみられた。また、多変量解析で、手術時間、内側や前区域切除術が胆汁漏の危険因子であった。【まとめ】胆汁漏は内側、前区域切除に起こりやすく、胆汁漏の形態に応じた適切な治療、そして感染の制御が重要である。
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