演題

PD-19-1

ICG及びガラクトース負荷試験による肝予備能評価の再考

[演者] 海保 隆:1
[著者] 柳澤 真司:1, 新村 兼康:1, 岡本 亮:1, 西村 真樹:1, 小林 壮一:1, 岡庭 輝:1, 文 陽起:1, 湯澤 紘子:1, 川口 留以:1, 秦 佳孝:1, 川原 健治:1, 土屋 俊一:1
1:国保君津中央病院外科

肝予備能評価として本邦では幕内基準が広く知られおり、この基準を遵守することにより極めて安全な手術が行える反面、基準外症例の対応が問題となる。我々の施設では以前よりICGと共にガラクトース負荷試験(GEC)を行ってきた。ICGは、①ビリルビン排泄との競合より閉黄例における評価、②大きなportosystemic shuntを有する症例における評価が問題とされてきた。対象は1995年4月からの肝切除615例中、術前にICGとGEC、肝切除率を測定し得た528例。対象例のうち幕内基準内は364例(68.9%)で、肝不全死は3例(0.8%)と極めて低値である一方、基準外症例が164例(31.1%)も存在した。当院では、ICG、GECと肝切除率のグラフより切除安全域を決めており、両者安全域452例(85.6%、肝不全死1.8%)は手術適応、両者基準外28例(5.3%、肝不全死25.0%)は適応外、一方が外れるもの48例(9.1%、肝不全死4.2%)は他のパラメーターを参考に慎重に手術適応を決定している。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版