演題

PD-18-5

進行胸腺腫に対する治療と予後に関する検討

[演者] 大塚 崇:1
[著者] 重信 敬夫:1, 朝倉 啓介:1, 神山 育男:1, 河野 光智:1
1:慶應義塾大学呼吸器外科

【目的】進行胸腺腫に対する治療とその結果を後方視的に解析する.【方法】1985年から2013年まで当科において治療を行った胸腺腫250症例のうち正岡Ⅲ期以上70症例つき治療方法, 臨床病理学的因子,生存率について検討した.【結果】Ⅲ期32例,Ⅳa期35例 , Ⅳb期3例.病期別10年生存率はⅢ期89%,Ⅳa期64%. 治療は手術のみ23例,術後放射線31例,術後化学療法2例,術後放射線化学療法8例,生検の後放射線化学療法6例.49例が肉眼的完全切除.完全切除例で予後良好(P = 0.004, log-rank).術後照射方法別無再発生存は縦隔に加えて片側胸郭照射した群で悪い傾向を認めた(p = 0.04). 【結語】Ⅲ期以上の胸腺腫においても長期生存は得られる.肉眼的完全切除可能例で不完全切除例よりも予後が良好であったことから現状の進行胸腺腫でも切除可能であれば積極的に切除,という方針は問題ない.放射線療法による予後改善が可能かは本研究からは明らかでない.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版