演題

PD-18-4

正岡病期分類III、IV期胸腺腫に対するWHO組織型分類に基づいた治療戦略

[演者] 田川 哲三:1
[著者] 岡本 龍郎:1, 諸富 洋介:1, 岩間 映二:2, 高山 浩一:2, 中西 洋一:2, 竹之山 光広:3, 一瀬 幸人:3, 山口 正史:3, 瀬戸 貴司:3, 桂 正和:1, 高田 和樹:1, 鈴木 雄三:1, 藤下 卓才:1, 島松 晋一郎:1, 北原 大和:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科, 2:九州大学呼吸器科, 3:国立病院九州がんセンター呼吸器腫瘍科

【目的】正岡III,IV期胸腺腫に対する術前導入療法の適応を探索する。【対象】1975-2014年に治療を行ったIII,IV期胸腺腫43例を対象とした.【結果】年齢中央値58歳,男/女:23/20,WHO組織分類type A/AB/B1/B2/B3/不明:3/2/9/10/16/3例,正岡III/IVa/IVb期:20/17/6例,初回治療は手術/化学/放射線/放射線化学:20/14/5/4例であった.初回手術例の肉眼的完全切除(MCR)は11/20例(55%),導入療法後手術9例のMCRは7例(77.8%)であった.初回手術例を除く23例の治療効果はCR/PR/SD:1/11/11例(奏功率52%)であり, typeA-B2/typeB3の奏功率:90%/20%と有意な差を認めた.全症例の5年生存率は72.6%,単変量解析でWHO typeA-B2,手術例が有意な予後因子であり,多変量解析ではWHO分類のみが独立した予後因子であった.【結論】typeA-B2症例は治療反応性が高く,導入療法により切除率の向上を図ることで良好な予後が期待でき,組織型別に治療戦略を検討していく重要性が示唆された.
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