演題

PD-18-3

胸膜播種を伴った進行胸腺腫の外科治療に関する検討(胸腺研究会データベース事業)

[演者] 奥田 勝裕:1
[著者] 矢野 智紀:1, 吉野 一郎:2, 奥村 明之進:3, 東山 聖彦:4, 鈴木 健司:5, 土田 正則:6, 臼田 実男:7, 森山 悟:1, 羽田 裕司:1, 立松 勉:1, 鈴木 あゆみ:1
1:名古屋市立大学呼吸器外科, 2:千葉大学呼吸器外科, 3:大阪大学呼吸器外科, 4:大阪府立成人病センター呼吸器外科, 5:順天堂大学呼吸器外科, 6:新潟大学呼吸循環外科, 7:日本医科大学呼吸器外科

【背景】胸膜播種を伴った進行胸腺腫に対する明確な治療方針ななく、外科的切除治療の有用性・治療効果は明らかではない。【方法】胸腺研究会所属の32施設にて1991年から2010年に治療を行った胸腺上皮性腫瘍2,835症例の臨床データを用い、レトロスペクティブに外科的治療を行った胸膜播種を伴った進行胸腺腫症例の臨床病理学的な因子と予後について検討を行った。【結果】胸膜播種を伴った胸腺腫症例は148例であった。外科治療は136例に行われ、病理学的正岡病期は、ⅣA期118例、ⅣB期18例であった。正岡病期ⅣA期では、胸膜播種数が10個以下の症例で予後良好であった。(p=0.00567)また、肉眼的に完全切除できた症例で予後良好であった。(p=0.037)【結論】正岡病期ⅣA期に対する外科的治療においては、胸膜播種巣の数・胸膜播種巣の完全切除の可否が、予後規定因子であった。術中に確認された胸膜播種巣の数は完全切除の可否と相関していた。
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