演題

PD-16-7

当院における大腸癌両葉多発肝転移に対する切除例に関する短期・長期成績の検討

[演者] 山下 俊:1
[著者] 大場 大:1, 西岡 裕次郎:1, 山本 訓史:1, 赤松 延久:1, 金子 順一:1, 青木 琢:1, 阪本 良弘:1, 菅原 寧彦:1, 長谷川 潔:1, 國土 典宏:1
1:東京大学肝胆膵・人工臓器移植外科

背景切除不能の大腸癌肝転移(CRLM)に化学療法を行い切除可能となった場合、切除が推奨されるが、術後合併症の増加など集学的治療の安全性に関する報告は少ない。方法両葉多発CRLM 241例に治癒的肝切除を行った。化学療法先行実施群(70例)と非実施群(141例)で患者背景/手術関連因子/術後短期・長期成績を調べた。結果両群で有意差を認めたのは(実施群/非実施群)、同時性(84/56%)腫瘍個数(6/4個)最大径(5/3cm)手術時間(501/445分)肝阻血時間(104/86分)出血量(955/755g)。Clavien-Dindo grade II以上のmorbidityは実施群34% 非実施群20%(p=0.024)で、多変量解析では化学療法の先行実施は有意な予測因子でなかった。両群の無再発生存率・全生存率に有意差なく多変量解析で化学療法の先行実施は予後不良因子でなかった。結論両葉多発CRLMに対する先行化学療法実施で術後合併症が増す可能性はあるが、適切な管理で重篤化は回避され比較的良好な長期予後を提供できる。
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