演題

PD-16-5

大腸癌肝転移例に対する肝切除と新規抗癌剤・分子標的薬の併用の功罪

[演者] 吉留 博之:1
[著者] 小西 孝宜:1, 清水 宏明:1, 大塚 将之:1, 加藤 厚:1, 吉富 秀幸:1, 古川 勝規:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学臓器制御外科

【目的】大腸癌肝転移は化学療法の進歩を踏まえた集学的治療戦略の確立と薬剤の効果と肝障害発現の功罪からの適応選択が重要である。【方法】大腸癌肝転移407例を対象。切除不能・困難と判断した59例に術前化学療法を施行。術前化学療法後肝切除例は切除前後の肝容積と肝機能を検討。抗癌剤投与と肝切除のタイミングとしては投与期間・種類を検討。【結果と考察】同時性両葉多発肝転移例では原発巣との待機的肝切除施行の有無・原発巣pN2以上・転移個数5個以上が多変量解析で有意な予後規定因子であった。切除不能困難と判断した症例に対するconversion chemotherapy症例で奏効率 59%であった。肝切除施行例は有意に切除不能例に比し予後が延長し、術前抗癌剤投与症例における肝障害の検討で、ICGR15は10.5±6.2%であった。【結語】大腸癌両葉肝転移例では肝切除を念頭におき、同時性例では抗癌剤を併施した多段階切除により予後を改善することが示唆された。
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