演題

PD-15-8

大腸癌外科治療におけるReduced port surgeryの位置づけ

[演者] 伊藤 雅昭:1
[著者] 池田 公治:1, 西澤 祐吏:1, 小林 昭広:1, 斎藤 典男:1
1:国立がん研究センター東病院大腸外科

Reduced Port Surgeryの候補術式として単孔式腹腔鏡下手術、細径式腹腔鏡下手術があるが、現状まででは悪性腫瘍に対する報告は散発的あるいは後向き評価にとどまり、そのFeasibilityや臨床的メリットを前向きに検討した研究に乏しい。【目的】大腸癌治療におけるReduced Port Surgery (単孔式腹腔鏡下手術、もしくは細径式腹腔鏡下手術)と従来式腹腔鏡下手術の治療成績を比較することを目的とした多施設前向き観察研究について紹介するとともに、RPSを習熟することによりもたらされるメリットについて言及する。【対象と方法】腫瘍の占拠部位が、盲腸、上行結腸、S状結腸、直腸S状部、Stage0-IIの大腸癌患者を対象とする。 Primary endpointは疼痛評価を評価項目としVAS Scoreを用いる。従来式腹腔鏡手術、単項式腹腔鏡下手術および細径式腹腔鏡下手術の3群の治療成績を比較検討する。【結果】2013年5月から症例登録を開始し、現在120例が登録された。現在までに試験を中止すべき重篤な有害事象は認められていない。【考察】本臨床研究を通じてRPSの臨床的なメリットについて明らかにしたいと考えている。一方RPSを習熟することにより、狭骨盤でのTME、TAMIS、あるいは繊細なカウンタートラクションに基づいた2-hand dissectionなど通常の腹腔鏡手術の技術向上に直結するメリットもあると思われる。
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