演題

PD-14-5

E-PASSスコアを用いたハイリスク食道癌患者に対する手術成績の網羅的検討

[演者] 馬場 祥史:1
[著者] 原田 和人:1, 小澄 敬祐:1, 日吉 幸晴:1, 蔵重 淳二:1, 岩上 志朗:1, 坂本 快郎:1, 宮本 裕士:1, 吉田 直矢:1, 渡邊 雅之:2, 馬場 秀夫:1
1:熊本大学消化器外科, 2:がん研有明病院消化器センター外科

ハイリスク症例つまり術前併存症を有する食道癌症例の臨床的特徴をE-PASSスコアなどを用いて解析した。食道癌手術症例490例中348例が心・肺・肝・腎機能障害や糖尿病のいずれかの併存症を有しており、併存症を2個以上有する症例を高リスク群(n=132)、1個以下の症例を低リスク群(n=358)として解析。E-PASSスコアは、高リスク群で有意に高値(P<0.0001)。合併症発生率 (p=0.38),術後ICU滞在日数(p=0.18),及び術後在院日数 (p=0.17)は両群間で差を認めなかった。無再発生存期間,全生存期間は両群間に差はなかった (p>0.05)。E-PASS高値群は低値群に比べて全生存期間が有意に長かったが(P=0.0003)、無再発生存期間に関しては差を認めなかった。併存症を有する食道癌症例では他病死のリスクを考慮し,E-PASSスコアなどを参考に手術適応の決定及び術式の選択を行う必要がある。
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