演題

直腸切除における予防的covering stoma造設の意義と医療経済学的効果

[演者] 杉山 眞一:1
[著者] 清水 健次:1, 山村 謙介:1, 小川 克大:1, 尾崎 宜之:1, 岩槻 政晃:1, 田中 秀幸:1, 緒方 健一:1, 土居 浩一:1, 髙森 啓史:1
1:済生会熊本病院外科

[目的] covering stoma(CS)造設が直腸術後縫合不全防止に有用かを検討する。 [対象]2009年から2014年まで166例。Clavien-Dindo分類に準じGrade IIIa,bを縫合不全と定義。[検討項目] 1. CS造設の現況. 2. 縫合不全危険因子. 3. 全入院日数と入院費用. [結果]1. CS造設は26例(15.7%)に施行し、術式、手術アプローチ、手術時間に有意差を認めた。2. 縫合不全は20例(12.0%)に認めた。有意な危険因子は、性別、T因子、術中出血量であった。サブグループ解析にてGradeIIIbの危険因子は手術時間、術中出血量であった。CS無で縫合不全が多い傾向であった。多変量解析にては手術時間、術中出血量およびCS無が有意な危険因子であった。3.CS有群はCS無+縫合不全有群の比較で、有意に入院期間短縮を認めた。またその全入院費用は有意に低額であった。[結語] covering stoma造設は再手術を要する縫合不全を抑制し、医療経済的にも有用である。
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