演題

直腸癌術後縫合不全に対する経肛門ドレーンの予防効果

[演者] 小嶋 幸一郎:1
[著者] 正木 忠彦:1, 高安 甲平:1, 吉敷 智和:1, 渡邉 武志:1, 鈴木 裕:1, 松岡 弘芳:1, 阿部 展次:1, 森 俊幸:1, 杉山 政則:1
1:杏林大学消化器・一般外科

【背景】直腸癌術後縫合不全に対する経肛門ドレーンの有用性は多く報告され、今後ランダム化試験を行うのは困難。傾向スコアはランダム化試験に近い結果が得られる手法として注目されている。【対象】2007年1月から2013年12月までに施行された直腸癌手術症例。【目的】経肛門ドレーンの縫合不全に対する予防効果について傾向スコアマッチング分析を用いて検討。【結果】直腸癌手術症例は132例。このうち経肛門ドレーンが挿入された症例は77例、縫合不全合併症例は21例、16%であった。経肛門ドレーン挿入症例の縫合不全合併率はRa17%、Rb14%であった。縫合不全発症と経肛門ドレーンの有無について関連性を検討したが、p=0.645と明らかな関連性は認めず、さらに傾向スコアマッチング分析を用いて検討を行ったが、p=0.749(IPTW法)とやはり関連性は認めなかった。【結論】直腸癌術後縫合不全に対する経肛門ドレーンの有用性は認められなかった。
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