演題

腹会陰式直腸切断術(APR)における骨盤内膿瘍に関する閉鎖式陰圧ドレーンの有用性の検討

[演者] 藤野 志季:1
[著者] 三吉 範克:1, 大植 雅之:1, 能浦 真吾:1, 杉村 啓二郎:1, 秋田 裕史:1, 本告 正明:1, 後藤 邦仁:1, 大森 健:1, 小林 省吾:1, 高橋 秀典:1, 藤原 義之:1, 矢野 雅彦:1, 左近 賢人:1
1:大阪府立成人病センター消化器外科

【はじめに】腹会陰式直腸切断術(abdominoperineal resection、以下APR)における骨盤内膿瘍は重篤で、対策が必要である。今回、骨盤内膿瘍の対策として閉鎖式陰圧ドレーンを導入し、その有用性について比較検討した。【方法】2013年6月から2014年7月に当院にてAPRを行った9症例(吸引群)についてprospectiveに検討を行った。吸引群は手術終了時に骨盤底に閉鎖式陰圧ドレーンを留置した。対象として、2009年1月から2013年6月の 40症例(非吸引群)についても検討を行った。非吸引群では骨盤底に閉鎖式ドレーンを留置した。両群においてSSIの発生率、および患者因子、周術期因子について検定を行った。【結果】骨盤内膿瘍は非吸引群で38%、吸引群0%であり、吸引群において有意に少なかった。会陰創感染は非吸引群で50%、吸引群で11%であった。【まとめ】APRにける閉鎖式陰圧ドレーンの使用は術後の骨盤内膿瘍の予防に有用であると考えられた。
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