演題

PD-11-8

high risk症例に対する順行性大動脈弁拡張術

[演者] 藤井 公輔:1
[著者] 佐賀 俊彦:1, 北山 仁士:1, 中本 進:1, 金田 敏夫:1, 小川 達也:1, 札 琢磨:1, 西野 貴子:1, 湯上 晋太郎:1, 宮下 直哉:1, 家村 順三:2
1:近畿大学心臓血管外科, 2:岡波総合病院心臓血管外科

はじめに 井上バルーンによる順行性経皮的大動脈弁拡張術は逆行性アプローチに比べ弁口面積が有意に拡大し、合併症も少なく有効であると報告されている。当施設では、そのような大動脈弁置換が困難な症例に対し、順行性大動脈弁拡張術を行っている。対象と方法2011年7月から井上バルーンを用いて順行性大動脈弁拡張術を行った11例を対象とした。全症例が大動脈弁置換術困難と当科で判断された。平均年齢は82.5歳 フォローアップ期間は17か月。結果在院死亡は2例 遠隔死亡2例(心不全の再発)血行動態の改善しなかったものは1例のみであった。左室駆出率は46.3%から55.7%、弁口面積は0.66cm2から0.90cm2に改善した。心不全での再入院は3例に認めた。まとめ経皮的順行性大動脈弁拡張術の初期成績は満足できるものであった。順行性大動脈弁拡張術は、長期成績の比較的必要のない大動脈弁置換術の困難な高齢の症例に対し、有効な代替治療である。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版