演題

PD-11-7

80歳以上高齢者における大動脈弁狭窄症手術の適応とその成績 -非手術例との比較を含めた検討-

[演者] 中村 嘉伸:1
[著者] 岸本 祐一郎:1, 大野原 岳史:1, 大月 優貴:1, 倉敷 朋弘:1, 小林 太:1, 掘江 弘夢:1, 原田 真吾:1, 佐伯 宗弘:1, 西村 元延:1
1:鳥取大学器官再生外科

【目的】大動脈弁狭窄症(AS)に対する大動脈弁置換術(AVR)の手術成績は向上しているが、高齢である場合はリスクと余命を考慮し手術を断念するケースも多い。今回、当院における80歳以上重症AS患者を手術群と非手術群に分け、成績を検討した。【対象と方法】2009年1月から2013年12月に当院で経験した80歳以上重症AS症例は74例。これを手術群:48例、非手術群:26例に分け、早期・中期成績を比較検討した。【結果】術前大動脈弁圧較差、弁口面積、Japan SCORE及び心不全症状を有する患者割合に有意差を認めなかった。手術死亡は無く、在院死亡は2例(4.5%)であった。1年/ 3年生存率は、手術群 100/71 %、非手術群 87/40 %と後者が有意に低く、中でも心不全症状+非手術例は、 83/27 %と極めて低かった。【結語】重症ASに対するAVRの早期・中期成績は、80歳以上の高齢者においても満足できるものであったが、手術が行われない場合は、予後不良であった。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版