演題

PD-11-4

高齢者ASに対する肋間開胸MICS AVRの手術成績

[演者] 都津川 敏範:1
[著者] 坂口 太一:1, 平岡 有努:1, 田村 健太郎:1, 近沢 元太:1, 吉鷹 秀範:1
1:心臓病センター榊原病院心臓血管外科

今回我々は、高齢者ASに対するMICS AVRの妥当性を検討した。2007年から2014年7月まで、75歳以上のASに対してMICS AVRを行った症例は26例で (M群)、胸骨正中切開でAVRを行った144例 (S群)と比較検討した。平均年齢はM群80±3歳、S群81±4歳、男女比はM群6:20、S群45:99。手術時間(M群262±38分、S群228±45分)、CPB時間(M群157±27分、S群109±27分)、遮断時間(M群101±18分、S群78±16分)、いずれもM群で有意に長かったが、輸血率はM群58%、S群92%とM群で有意に低かった。病院死亡はM群0例、S群1例で有意差を認めず、脳合併症(M群0例、S群5例)、再開胸(M群0例、S群7例)も両群で有意差はなかった。ICU滞在(M群1.8±0.9日、S群2.7±2.2日)と入院日数(M群18±6、S群23±18日)はM群で有意に短かった。手術時間の延長を上回る利点があり、MICS AVRは高齢者ASにおいても妥当といえる。
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