演題

PD-10-6

vp3,4肝細胞癌の門脈腫瘍栓に対する術前放射線治療の有効性の検討

[演者] 柿坂 達彦:1
[著者] 神山 俊哉:1, 横尾 英樹:1, 折茂 達也:1, 若山 顕治:1, 敦賀 陽介:1, 蒲池 浩文:1, 武冨 紹信:1
1:北海道大学消化器外科I

【背景】vp3,4を伴う肝細胞癌は予後不良である。今回, vp3,4症例において腫瘍栓に対する術前放射線治療の有効性を検討した。【方法】1990~2012年の間で肝切除を施行したvp3,4症例は66例であった。肝切除前に30~36Gyの放射線治療を施行した(RT群)30例と, 放射線治療を施行せず肝切除を行った36例(非RT群)で予後を比較検討した。【結果】RT群と非RT群の5年生存率はそれぞれ24.8%, 16.2%であり, 有意に生存期間の延長を認めた(p=0.017)。多変量解析では発育形式ig, 術前放射線治療が有意な生存の予後因子であった。Stage IVB症例を除いたRT群27例, 非RT群34例において, 無再発生存期間の中央値はそれぞれ6.7か月, 3.6か月で, 有意に無再発生存期間の延長を認めた(p=0.0014)。多変量解析ではT-bil, 術前放射線治療が有意な再発の予後因子であった。【結論】vp3,4症例においてRT群は有意に予後良好であり, 術前放射線治療を標準治療とすべきであると考えられた。
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