演題

PD-10-5

高度脈管侵襲を伴う肝細胞癌に対する肝切除/IFN併用化学療法を基軸とした治療戦略

[演者] 和田 浩志:1
[著者] 永野 浩昭:1, 丸橋 繁:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 濵 直樹:1, 川本 弘一:1, 小林 省吾:1, 江口 英利:1, 梅下 浩司:2, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学周手術期管理学

【目的】教室では,Vp3-4 HCCに対して肝切除とIFN-α/5-FU併用療法(FAIT)を基軸とした治療を行ってきた。その治療成績について報告する。【対象・方法】Vp3-4 HCCを3つに分類し,I型:切除不能全肝多発(102例)はFAIT反復,II型:片葉限局腫瘍(36例)には根治肝切除後にFAIT補助療法,III型:片葉巨大腫瘍と対側葉肝内転移(30例)には減量肝切除+FAIT反復。【結果】I型の奏効率39.2%で,1/3年生存率は37%/11%。4例(3.9%)にFAIT後にSalvage肝切除を施行し, 3例が5年以上の生存。II型の1年,3年生存率は100%,68%で,FAIT非施行群(20例)と比較して有意に良好(p<0.05)。III型の奏効率は33%(CR 6例,PR 4例)。CR/PR症例の1年/3年生存率は100%/58%と良好であったが,全症例の生存率は I型と有意差を認めず。【結語】Vp3-4 HCCに対しては,根治肝切除+術後FAITが極めて有効であったが,切除不能/減量肝切除例では,治療効果予測が重要な課題である。
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