演題

PD-10-4

下大静脈、右心房に腫瘍栓を伴う肝細胞癌に対する治療戦略

[演者] 若山 顕治:1
[著者] 神山 俊哉:1, 横尾 英樹:1, 柿坂 達彦:1, 折茂 達也:1, 蒲池 浩文:1, 敦賀 陽介:1, 嶋村 剛:2, 武冨 紹信:1
1:北海道大学消化器外科I, 2:北海道大学臓器移植医療部

【背景・目的】当科における肝細胞癌Vv3手術症例の手術成績、再発・予後を検討した【対象】1990-2014年の間に手術した肝細胞癌Vv3症例15例【結果】平均年齢64歳。男性14例/女性1例、全例Child Pugh A、IVC腫瘍栓8例、RA腫瘍栓7例、10例に遠隔転移を認めた。IVC腫瘍栓は全例HVEにより腫瘍栓を摘出、平均手術時間362分、出血量中央値995ml、術後平均在院日数24日。RA腫瘍栓は全例人工心肺下に腫瘍栓を摘出、平均手術時間601分、出血量中央値6440ml,術後平均在院日数25日、手術関連死は認めなかった。R(0,1)手術は5例に施行された.生存期間中央値はR(0,1)群で526日、R(2)群で295日、R(0,1)群全例に再発を認め、無再発生存期間中央値は113日であった。【結語】肝細胞癌Vv3症例において安全に切除可能であった。完全切除例では外科的切除の有用性が示唆されたが、早期の再発が課題であり、より有効な術後補助化学療法が期待される。
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