演題

PD-10-3

高度脈管侵襲を伴う肝細胞癌に対する集学的治療〜salvage外科治療の可能性〜

[演者] 安近 健太郎:1
[著者] 波多野 悦朗:1, 小島 秀信:1, 瀬尾 智:1, 田浦 康二朗:1, 藤本 康弘:1, 小川 晃平:1, 新田 隆士:1, 森 章:1, 岡島 英明:1, 海道 利実:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

高度脈管侵襲を伴う肝細胞癌に対して、当科の成績と集学的治療後のsalvage外科治療について報告する。高度門脈腫瘍栓 に対する集学的治療:【症例】2001年から2010年まで当科で施行した、Vp3-4 HCCに対する初回肝切除66例を対象とした。【結果】生存期間中央値 (MST) は21.3Mであった。術後補助肝動注(5FU+CDDP; FP)併用群は、非併用群に比べ無再発期間が長く (12.4M vs. 6.2M, p = 0.043) 、MSTも長かった (33.2M vs. 21.5M, p = 0.044)。多変量解析では補助肝動注のみが独立予後規定因子となった。Salvage外科治療: 切除不能例に対する肝動注の比較試験 (FP vs. IFN/5FU) では、17% (5/29例)で切除可能となり、切除後MSTは86Mと良好であった。【結語】Vp3-4でも安全に肝切除を施行し術後補助肝動注が施行できれば予後良好である。切除不能高度進行肝細胞癌でも集学的治療により切除可能となる症例があり、conversionできる症例の増加が期待される。
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