演題

PD-10-2

高度脈管侵襲を伴う肝細胞癌に対する治療戦略

[演者] 山本 訓史:1
[著者] 長谷川 潔:1, 國土 貴嗣:1, 山下 俊:1, 進藤 潤一:1, 赤松 延久:1, 金子 順一:1, 青木 琢:1, 阪本 良弘:1, 菅原 寧彦:1, 國土 典宏:1
1:東京大学肝胆膵・人工臓器移植外科

脈管侵襲を伴う進行肝癌には外科治療で長期予後が得られる症例も少なからず存在する。我々は脈管侵襲陽性症例でも積極的に切除しており門脈腫瘍栓が本幹に達し門脈閉塞による急性肝不全の可能性が高い場合や肝静脈腫瘍栓が急速増大し肺塞栓による突然死の可能性の高い場合oncological emergencyとし切除適応としている。胆管腫瘍栓を認め黄疸を伴う場合は減黃処置を行い肝機能が回復した症例は切除適応としている。1994年から2011年、全肝細胞癌切除症例(n=1525 )のうち、門脈・肝静脈・胆管のいずれかに肉眼的腫瘍栓を伴う肝癌を108例切除した。Median survival timeは門脈腫瘍栓で19.2ヶ月、肝静脈腫瘍栓ではVv1;63.2ヶ月、Vv2;47.4ヶ月、胆管腫瘍栓で21.0ヶ月であった。高度脈管侵襲を伴う肝癌では術後集学的治療を念頭の置いた治療戦略で予後延長が期待できる。
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