演題

メスを用いない乳癌局所治療:MRガイド下集束超音波手術の適応と限界

[演者] 古澤 秀実:1
[著者] 志戸岡 純一:2, 山口 由紀子:1, 中原 浩:2, 山本 隆:1, 前田 資雄:1, 駒木 幹正:1, 秋山 太:3
1:ブレストピアなんば病院乳房腫瘍外科, 2:ブレストピアなんば病院放射線診断科, 3:がん研究会がん研究所病理部

【背景】癌組織は60℃以上で熱凝固でき,集束超音波は熱エネルギーを発生する.また,造影MRIは高い空間分解能を有し,組織温度計として利用できる.この原理を融合したMRガイド下集束超音波手術(MRgFUS)による局所治療の臨床試験を進めてきた.【目的】MRgFUSの局所制御能の検証.【方法】5年局所再発率をprimary endpointとした非切除臨床試験(MRgFUS + 放射線療法RT)の解析.(適応)造影MRI上15mm以下の限局腫瘤.(除外)術前薬物治療例.純型粘液癌.治療チームの判断.【結果】 72例に一連の局所治療を完遂.平均治療時間126分(41-246)で,観察期間中央値は68ヵ月(2-108),60ヶ月以上観察症例が38例.局所再発1例(7年6ヶ月),遠隔再発および重篤な有害事象はない.同時期のwide excision 549例の平均手術時間は,63分(26 - 203)であった.【結論】MRgFUS(+RT)の局所制御効果は通常温存療法と同等の可能性があるが,治療時間短縮が課題である.
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