演題

Nipple Sparing mastectomyの局所再発形式の検討

[演者] 中川 剛士:1
[著者] 小田 剛史:1, 永原 誠:1, 細矢 徳子:1, 森 弘樹:2, 久保田 一徳:3
1:東京医科歯科大学乳腺外科, 2:東京医科歯科大学形成外科, 3:東京医科歯科大学放射線科

【緒言】当院で施行したNipple sparing mastectomy(NSM)の局所再発について検討した。【対象】1999-2010年に施行した術前化学療法未施行の1次再建症例は218症例、そのうちNSM施行症例110例を対象とした。Tis:9例、T1:49例、T2:49例、T3:3例。前胸部局所再発13例、遠隔転移出現11例、死亡7例であった。観察期間中央値は138ヶ月(48-198ヶ月)。【結果】前胸部局所再発13例中遠隔転移出現は5例、死亡1例であった。核グレードが3の症例に局所再発が有意に多い。根治目的の切除は11例に、放射線治療は10例に施行した。乳頭乳輪再発は4例あり、主乳管断端と癌の距離が1~20mmであり、いずれも管内病変であった。初回手術から再発までの期間は36、54、59、119ヶ月。【結語】核グレード3の症例は局所再発が多く、NSMの適応に留意が必要である。NSMが可能となる主乳管断端と腫瘍のセーフティマージンについてはさらなる追跡検討が必要である。
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