演題

乳癌に対する初回乳房温存手術の局所根治性−温存手術919例の癌遺残状況と諸因子の関連

[演者] 駒木 幹正:1
[著者] 船ヶ山 まゆみ:1, 山本 隆:1, 山口 由紀子:1, 古澤 秀実:1, 前田 資雄:1, 中原 浩:2, 秋山 太:3
1:ブレストピアなんば病院乳腺科, 2:ブレストピアなんば病院放射線科, 3:がん研病理部

温存手術は全割標本と切除断端標本で病理診断を行い,局所根治性を病理医が判定,癌遺残を疑う場合は乳腺追加手術を行う。初回温存手術の局所根治性と臨床病理学的因子の関連性を検討。【対象と方法】原発巣3cm以下の温存例919例を非追加群と追加群に分けた。因子は,術前のものに針生検でのNG, 硬性浸潤,管内進展度を,術後は ly, f, t, n因子を選択。分散分析や判別分析を用いた。【結果】①非追加群は68.7%,追加切除群は31.3%。②群間で有意な術前因子は年齢,管内進展度,石灰化巣の有無,MRI病巣径, MRI病巣径とUS病巣径比。③群間で有意な術後因子はly。④判別分析では,年齢,管内進展度,石灰化巣の有無, t, ly因子が有意であった。【まとめ・考察】局所根治は高齢者,低管内進展性例,非石灰化巣例に得られ易く, tやly因子の高いものは得られ難い。針生検で高度リンパ管侵襲例は癌遺残の可能性が高い。年齢と局所根治性の関連は整容性が要因と考える。
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