演題

層を意識したen bloc 切除による直腸癌に対する骨盤内臓全摘術の手術手技とその成績

[演者] 幸田 圭史:1
[著者] 田中 邦哉:1, 首藤 潔彦:1, 山崎 正人:1, 松尾 憲一:1, 小杉 千弘:1, 森 幹人:1, 平野 敦史:1, 川口 大輔:1, 鈴木 正人:1
1:帝京大学ちば総合医療センター外科

骨盤内臓全摘術(TPE)の適応となる直腸癌、S状結腸癌ではTMEの層を超えた癌の広がりがあり、より外側の骨盤側壁に沿ったen bloc切除を施行してきた。大動脈周囲郭清後、内腸骨動脈を結紮切離し側方リンパ組織とともに一塊として標本を摘出する。その手術手技と成績を供覧する。結果)2001年以降本術式施行例は32例。内訳はStage IIA/IIB/IIC/IIIA/IIIB/IIIC/IVA (3/6/13/0/4/4/1例)で、側方転移陽性6例(18.8%)。術後adjuvantは経口単剤8、LV/5FU 3、mFOLFOX6 1例。合併症は骨盤内・創部感染9、腸閉塞1、術後出血1例。2例に再手術を要したが、手術関連死亡はなし。5年DFS 56%、OS 79.1%で、2000年までの34例の5年DFS 35.7%、OS 42%と各有意差傾向(p=0.055)および有意差( p=0.001)を認めた。結論)対象症例の術後化学療法や術後管理の時代的変遷を鑑みても層を意識したen blocなTPEの手術手技は手術成績の向上に寄与したものと示唆された。
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