演題

骨盤内臓全摘術の短・長期成績

[演者] 渡辺 一輝:1
[著者] 大田 貢由:2, 開田 脩平:1, 諏訪 雄亮:3, 鈴木 紳祐:3, 諏訪 宏和:2, 樅山 将士:3, 石部 敦士:3, 渡邉 純:4, 池 秀之:5, 針原 康:1, 遠藤 格:3
1:NTT東日本関東病院外科, 2:横浜市立大学市民総合医療センター消化器病センター, 3:横浜市立大学消化器・腫瘍外科, 4:横須賀共済病院, 5:済生会横浜市南部病院外科

【目的】骨盤内臓全摘術(TPE)の手技と成績を検討.【治療方針】適応はT4と断端確保困難なT3.側方リンパ節転移例はen blocに内腸骨血管切除を伴う郭清を,後方浸潤例は仙骨切断.【方法】1976-2008に横浜市立大学消化器・腫瘍外科学でTPEを施行した初発直腸癌120例を対象に①全成績と②前期(1976-1995:86例)と後期(1996-:34例)を比較検討.【結果】①男女比116:4.術前放射線21例.手術時間540分,出血量687ml.仙骨合併切除14例,肛門温存14例.pT3:60例,pT4:54例.pN+は59.2%で側方転移25.0%.R0は94.2%で,CurA/B/Cが99/17/4例.術後合併症(G2以上)60%,再手術10.8%,在院死亡1例.局所再発9例で5生は58.8%.リンパ節転移有とCurB/Cが独立予後規定因子.②手術時間は後期で長いが出血量に差はなし.術後合併症(G3b以上)は後期で有意に減少も長期成績に差はなし.【結語】TPEは局所制御に優れた治療法だが,長期成績改善にはさらなる集学的治療法の確立が必要.
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