演題

PD-7-2

小児腫瘍性疾患に対する鏡視下手術の拡大と限界

[演者] 文野 誠久:1
[著者] 坂井 宏平:1, 東 真弓:1, 青井 重善:1, 古川 泰三:1, 家原 知子:2, 細井 創:2, 田尻 達郎:1
1:京都府立医科大学小児外科, 2:京都府立医科大学小児科

【はじめに】当科における小児腫瘍性疾患の鏡視下手術について報告し,その拡大と限界について検討する.【方 法】2004年から2014年までに,当科で固形腫瘍に対して鏡視下に生検あるいは摘出術を施行した12例を対象とした.【結 果】12例に対して計14回の鏡視下手術が施行された.胸部病変では,生検,部分切除,全摘が施行され,胸壁原発腫瘍では胸壁合併切除の際に胸壁欠損部を最小とするための観察にも有効であった.肺転移性腫瘍では,術前マーキングにより目的病変を確実に切除し得た.腹部病変では,卵巣奇形腫,副腎神経節腫,膵尾部腫瘍,大網原発巨大脂肪芽腫で全摘し得た.いずれも手術合併症は認めなかった.【考 察】胸部病変に関しては,ほとんどが鏡視補助下手術のよい適応となる.反面,腹部病変に関しては,良性腫瘍では積極的に選択すべきだが,悪性腫瘍に対しては適応症例は少なく,今後も慎重に適応を考えるべきである.
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