演題

困難例に対する生体肝移植の工夫 特に動脈再建について

[演者] 宮城 重人:1
[著者] 米田 海:1, 柏舘 俊明:1, 藤尾 淳:1, 三浦 佑一:1, 戸子台 和哲:1, 中西 史:1, 佐藤 和重:1, 川岸 直樹:1, 大内 憲明:1
1:東北大学移植・再建・内視鏡外科

目的:特に生体肝移植においては、肝動脈が短く内膜損傷や解離が存在する場合もあり解剖学的再建が不能となる事がある。我々は、フリーグラフトで大血管からの非解剖学的再建をせざるを得なかった症例を4例経験したのでその手技を示す。症例:2013年までに施行した肝移植164例、再建動脈170本のうち、非解剖学的動脈再建を必要としたのは4例であった。ドップラーUSにて予めグラフト使用血管を決定し15−20㎝を採取、原則的にはIMA分岐後の大動脈にグラフトを建て後腹膜経由で肝門部に誘導した。吻合は型通り顕微鏡下で施行した。結果:4例とも再建は可能であり、3例で血流は良好であった。1例で動脈血流低下、肝機能低下billomaを併発し死亡した。結語:当科ではフリーグラフトを必要とした非解剖学的動脈再建例を4例経験した。非解剖学的再建は再閉塞率が高いといわれるが、他に手段がない場合も有り、状況次第では早期に考える必要があると思われた。
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