演題

小児間における生体ドミノ肝移植 ~手術における問題点と工夫~

[演者] 松波 昌寿:1
[著者] 佐々木 健吾:1, 内田 孟:1, 重田 孝信:1, 金澤 寛之:1, 福田 晃也:1, 水田 耕一:2, 笠原 群生:1
1:国立成育医療研究センター移植外科, 2:自治医科大学移植外科

【目的】メープルシロップ尿症児から先天性プロテインC欠損症児に2施設間で小児間生体ドミノ肝移植を経験したので, 手術における問題点と工夫について報告する.【症例】1歳11ヶ月, 女児. 新生児期に脳出血, 両側硝子体出血, 電撃性紫斑を来し, 遺伝子検査にて先天性プロテインC欠損症の診断. 電撃性紫斑の発症頻度が高くなってきたため, 内科的治療の継続が困難と判断し, ドミノ肝移植を実施した. 【手術】1次レシピエント(1歳, メープルシロップ尿症)から摘出された全肝(245g, GRWR: 2.57%)を児へ移植した. 2次レシピエントのback table手技および移植手技をビデオで供覧する. 術後経過は良好で1次および2次レシピエントはそれぞれ第66, 69病日に退院した.【結語】ドミノ肝移植は1次レシピエントの安全性が優先されるため, 2次レシピエントにおける手術に制約や困難が生じる場合がある. ドミノ肝移植実施には術前に2施設間の十分な議論が必要である.
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