演題

Budd-Chiari症候群に対する生体肝移植

[演者] 尾形 哲:1
[著者] 有泉 俊一:1, 高橋 豊:1, 片桐 聡:1, 小寺 由人:1, 大森 亜紀子:1, 山下 信吾:1, 佐々木 一成:1, 江川 裕人:1, 山本 雅一:1
1:東京女子医科大学消化器外科

Budd-Chiari症候群(BCS)に対する肝移植は、脳死全肝移植においては、下大静脈を置換することにより血流を維持できるが、生体部分肝移植においては、肝静脈の吻合口を確保し、十分なOut flowを得ることが問題となる。今回私達は、肝静脈起始部頭側に及ぶ下大静脈狭窄をきたしたBCSに対する生体肝移植を経験したのでビデオにて供覧する。症例:48歳女性、血液型O。ドナーは48歳夫で血液型B(血液型不適合)。手術:手術に際し、2通りの術式を想定した。①右心房直下下大静脈をテーピングし、グラフト肝静脈を直接吻合する。側副血行路を温存し、下大静脈再建は行わない。門脈の長さが不十分な場合、左内頚静脈を採取し、間置する。②Back tableにて人工血管あるいは凍結保存血管にグラフト肝静脈を吻合し、Veno-Veno bypass下に下大静脈を置換する。手術は、肝上部下大静脈に狭窄がなく、前壁にサイドクランプをかけることができたため、術式①で行われた。
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