演題

T4 食道癌に対するDocetaxelを用いた3 剤併用化学放射線による治療戦略

[演者] 立花 慎吾:1
[著者] 太田 喜洋:1, 逢坂 由昭:1, 星野 澄人:1, 須田 健:1, 渡辺 隆文:1, 高橋 恒輔:1, 粕谷 和彦:1, 勝又 健次:1, 土田 明彦:1
1:東京医科大学消化器外科

【目的】T4食道癌症例に対しDocetaxelを加えたDCFによる成績を比較し検討する。【対象および方法】1998~2010年にT4と診断した69例を対象とした。1998~2003年はLow dose FP+Radiation(FP-R)、2004~2006年はDCF単独、2007年以降はDCF+Radiation(DCF-R)をそれぞれ行った。【結果】内訳はFP-R群:DCF群:DCF-R群、それぞれ39:10:25例であった。大血管への浸潤はそれぞれ18例:2例:6例、気管・気管支への浸潤は15例:7例:17例、両方への浸潤は6例:1例:1例と、FP-R群には大血管への、またDCF・DCF-R群には気管・気管支への浸潤症例が多くみられた。治療による1次効果では、CRはそれぞれ1例:1例:10例、PRは18例:7例:13例、NC/PDは20例:2例:3例であった。1年生存率は21:10:70%で、生存期間中央値はFP-R:184日、DCF:191日、DCF-R群:600日であった。【結論】切除不能なT4食道癌に対して、DCF-RによるCRTは極めて有用で、現時点での最良の治療法と考えられた。
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